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ご発注にあたって、製作したデータは？
| デザインデータのお取り扱い | |||
| デザインデータにつきまして弊社をご利用される方前提でお引き受けしておりますので、 デザインをお引渡しすることは基本的にお取り扱いはしておりません。 根拠： 著作権法１７条で「著作者は、次条第一項、第十九条第一項及び第二十条第一項に規定する権利（以下「著作者人格権」という。）並びに第二十一条から第二十八条までに規定する権利（以下「著作権」という。）を享有する。 」と規定されています。 デザインなどの著作物を委託契約した場合は、著作者であるデザイナー、製作者等に著作権及び著作者人格権が発生します。著作権の譲渡契約等をかわしていない限り、著作者であるデザイナーは著作権法２６条の２の譲渡権に基づき自分の著作物の流通のコントロールができますので、データは譲渡しないという事になります。 | |||
| 基本的に著作権譲渡はしておりません。 | |||
| 多くの場合、デザイン（版下含む）料を支払ったので、著作権も一緒に買った（著作権が移った）と勘違いされている場合です。製作依頼したデザインを弊社に無断で他の色々なツールに使用したり、色や形を変えて使用することはできません。著作権法上も弊社で作成したデザインは弊社の著作物となります。 | |||
| デザインの二次使用。 | |||
| 例えば、「ステッカーで作ったデザインをポスターにしたいのでデータをください」というようなご要望がごくまれにあるのですが、ステッカーのために作ったデザインはポスターのために作ったデザインではありませんので、再利用する場合「二次使用料金」が発生します。勝手にデザインを変えてポスターに使用することなど無断で修正・変更、アレンジはできませんし、法律で禁じられています。これらは弊社だけではなく、デザイン会社に共通して言えることです。またデザイン会社だけではなく、作家やプログラマーやイラストレーターなどのビジネス全てに言えることです。 二次使用料金は、使用される媒体の露出度や重要度によって違いますが、およそデザイン料金の50％から70％の間になります。ホームページの場合は重要なツールなので70％以上の価格になります。 | |||
| 弊社の規定 | |||
| 著作権の観点から版下データはお渡ししておりません。基本的に文字や挿入画像などを差し替えて印刷や増刷をしたりすることもできません。 データが必要な場合は相応の料金にて「買い取り」となります。 買い取り価格は状況やクライアント様の会社の規模（資本金）によりますが、デザイン料金の10倍～20倍程度になります。 例えばデザイン料金が5,000円の場合、版下データのお引渡し額は50,000円～100,000円となります。 デザインを色々なツールに使用する場合は「著作権の買い取り」ができます。しかし、その場合でもデザインを勝手に変えたり、アレンジすることはできないことになっています。 そのような場合はさらに二次使用料をお支払いいただくことになります。 事案と致しまして 「別の会社（お店）で○○を作りたいので・・・」 「印刷は自分の知っている安い印刷会社を使いたいからデータをください」という場合があります。 この場合アウトラインした印刷入稿用のデータを納品いたしますが、デザイン作成料金とデータの譲渡の料金がかかります。 データの譲渡の価格は、デザイン、制作費の5倍～10倍です。 デザイン料金が3,000円の場合3,000円＋15,000円～30,000円となります。※ただしアウトライン(ベクトル)データとなります。 |